ある日、ボクはお母さんに言いました。
「今日、充電しに行ったら、前に充電してたリーフの人が充電が終わったのに戻ってこなくて迷惑した。」
また別の日、こう言いました。
「今日、充電し終わって、3分後に自分の車に戻ったら充電待ちの人に殴られた。」
ボクのお母さんは、傷口の手当てをしてくれながらこう言いました。
「たかしや、電気自動車のマナーは、充電が終わったらすぐに車を移動するのがマナーという人もいるし、
電気自動車は充電に時間がかかるものだから、多少の待ち時間におおらかにならなければならない、
という人もいる。結局相手が自分の思う通りになって欲しいと願っているだけなのじゃ。
でもそれは自分の都合を押し付けあっているだけでなんの解決にもならないんじゃ。
こうしたらどうじゃろう。
自分が先に充電する場合、駐車場の枠にピッタリ停めるのではなく、
もう一台のリーフがギリギリケーブルが届きそうなスペースを開けて停める。
自分が後に充電する場合、充電器を中心に、何とかケーブルが届きそうで、安全に停められる場所は
ないか一生懸命考える。だいたいディーラーなんかはそういう場所があるもんじゃ。
深夜なんかはだれもみとらん。
そうすれば、自分が先の場合は次の人が勝手にプラグをつなぎなおして充電できるし、
自分が後の場合ももちろん充電ができるわけじゃ。
このように相手に自分の要求を押し付けるだけじゃなく、知恵を絞るんじゃ、人間は。」
といわれました。思わず「池上先生とみつを先生のあいの子か!!」と突っ込んでしまいました。